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▲フッ化アパタイト被覆酸化チタン
は産業技術総合研究所との共同特許出願中です |
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弾性、微弾性樹脂塗料は、ヘア−クラックに追随することから特にコンクリ−ト面や多孔体面に使用されています。また、内装塗料は、塗料の臭いの問題から近年水性塗料の使用が多くなってきました。しかし、水性塗料でも油性塗料に比べ臭いが少ないだけで全くないとは言えず、ホルムアルデヒドやトルエン等の溶剤が若干含まれているのが現状でした。
他方、公共施設は、建築基準法の関係から、内装色つき塗料を直接壁面に塗布しています。
ここで、内装塗料の臭いや溶剤の含有量により問題も発生しています。例えば、病院の壁面を塗装する際、施工後に体調の変化を訴えるなどです。さらに、環境の悪い場所や水分の多い場所にはカビ等が発生しやすく、その臭いでも同様の問題が指摘されています。
そこで、そのような現状を解決する手段として、水性のカラー塗料に光触媒原料を5%直接混合した「フェイスガ−ド イン カラ−コ−ト」を開発しました。一般に、光触媒原料として酸化チタンを直接混合すると光触媒機能により塗料(塗膜)部分が傷つきます。したがって、従来の酸化チタンでは光触媒を含有した水性カラー塗料は実現しません。
当社が光触媒原料を直接混合できるのは、フッ化アパタイト被覆酸化チタンを使用しているためです。ここで問題となるのがフッ化アパタイトの被覆量です。被覆量が高いと二酸化チタンの表面をフッ化アパタイトが覆ってしまうため光触媒活性が低下しますし、逆に被覆量が低いと塗料(塗膜)を傷めてしまいます。実際、被覆量を変えて試験をしますと、蛍光X線分析から割り出した全体量に対するフッ化アパタイト量が10wt%〜20wt%が適正量であることを確認しました。
そのため、フェイスガ−ド イン カラ−コ−トに使用するフッ化アパタイトの被覆量は約15wt%を採用しました。
次にこの塗料が光触媒能を発現するためには光触媒原料が塗膜表面に存在する必要があります。これを実現するためには使用するバインダーの種類と密接に関係があることが分かってきました。具体的には樹脂系よりエマルションタイプの方が有利です。これは、バインダー粒子が樹脂系のそれより大きいため、光触媒原料が移動しやすいと考えています。そこでフェイスガ−ド イン カラ−コ−トに使用するバインダーはエマルションタイプを選定しました。
一般にエマルションタイプは、樹脂系より塗膜が疎水になりやすくそのため強度が若干低下したり、耐水性が劣ったりすると言われています。そこで、フェイスガ−ド イン カラ−コ−トに使用するエマルション粒子をイソシアネート架橋させることによりこの問題を解決しました。
以上の工夫を行うことにより塗料の臭いがほとんどなく、さらに光触媒による抗菌、抗かび機能が付加された塗料を開発しました。
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