測定結果
サンプル1、2とも水が滴下後の時間経過に対する内部接触角の変化は、滴下後の時間が経過するに伴い、内部接触角が低下(親水化)することが分かります。しかし、サンプル1、2では内部接触角に明らかに差がありサンプル1(二酸化チタン使用)に比べてサンプル2(フッ化アパタイト使用)は、内部接触角が低下します。さらに現象的に、光照射をしたサンプルとの差は、サンプル1ではないが、サンプル2では光照射をした方が内部接触角が低下しました。これらに結果から塗膜表面にサンプル1(二酸化チタン使用)では光触媒粒子があまり存在せず、一方サンプル2(フッ化アパタイト使用)では光触媒粒子が塗膜表面に存在することから上記の現象が確認されたと考えられます。
実際に、サンプル1、2それぞれの塗膜表面をXPSを用いてTi(チタン)の定量分析を実施した結果を以下に示します。

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TiO2(wt%)
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サンプル1
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1.9
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サンプル2
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4.7
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サンプル2はサンプル1の約2倍ぐらい塗膜表面にTiO2が存在することが確認され、サンプル1及び2の内部接触角の違いは、塗膜表面のTiO2に依存することが分かりました。
サンプル2であるフェイスガ−ド外装塗料(水性)の内部接触角は、20°〜30°であり、防汚目的であれば十分な親水性を発現することも分かりました。 |